
CL決勝 パリSG対バイエルン レビュー
現地時間8月23日にパリ・サンジェルマンとバイエルンが激突したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝。互いに国内タイトルを独占していた王者同士の頂上決戦は、両者一歩も譲らぬ攻防で世界中のサッカーファンを熱狂させ、2019-20シーズンを締めくくるにふさわしい夜となった。この名勝負を、結城康平氏が徹底分析。バイエルンが激闘を制し欧州王座に就いた理由を解説してもらった。
欧州の覇を競うCLで、RBライプツィヒとリヨンが次々と強豪クラブを破ったことは大会に新鮮な驚きを提供したが、やはり決勝戦は名門同士の激突となった。
サッカー王国ブラジルの至宝ネイマールと、次世代を背負うフランスの怪物キリアン・ムバッペを前線に並べるフランスの雄パリSG。プロジェクトの集大成となる栄冠を求める野心的なクラブは、勢いのあるアタランタやRBライプツィヒを冷徹に葬ってきた。
一方、ドイツ王者バイエルンは今季の序盤戦こそニコ・コバチの下で苦戦したが、彼からチームを引き継いだハンジ・フリックの手腕により見事に復活。彼らが衝突したゲームは、予想以上に拮抗した「近年で最高」の決勝戦となった。

ハイプレスとミドルプレスの攻防
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Profile
結城 康平
1990年生まれ、宮崎県出身。ライターとして複数の媒体に記事を寄稿しつつ、サッカー観戦を面白くするためのアイディアを練りながら日々を過ごしている。好きなバンドは、エジンバラ出身のBlue Rose Code。
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