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33歳のスペイン人新世代監督も。人材流出するロシアリーグに到来した2人の西欧出身監督

2022.08.30

ウクライナ侵攻の勃発以降、外界との隔絶状態が広がっているロシアリーグだが、2022-23から2人の西欧出身監督が新たに指揮を執っている。こうした情勢下にあって、彼らがロシアリーグでの挑戦に身を投じた背景と期待される役割とは。

 ウクライナ侵攻を理由とする制裁により今シーズンは欧州カップ戦への出場が叶わないロシア勢だが、国内リーグは通常通り開幕を迎えた。他国に先駆けて7月15日にスタートした1部リーグは、第7節終了時点で5連覇を目指すゼニトが5勝2分無敗の勝ち点17で首位に立ち、同16のスパルタク・モスクワ、同14のCSKAモスクワとクラスノダールが続く展開となっている。

 ウクライナ侵攻を境に多くの外国人選手や監督がクラブを離れる事態となったが、夏の移籍市場でもその傾向は変わらず。多くの選手が流出する一方、国外から加入して来る外国人選手はレンタルバックを除きそのほとんどが南米やアフリカ、東欧からとなっている。

 一方で、監督に目を向けると2クラブで西欧出身監督が誕生している。

育成と強化の両立の託されたドイツ人指揮官

 昨シーズン6位からの巻き返しを期すロコモティフ・モスクワが招へいしたのは、ドイツ人のヨセフ・ツィンバウアー。過去に母国の古豪ハンブルクやスイスのザンクト・ガレンを率いた経験を持つ52歳をこのタイミングで呼ぶことができたのは、以前ラルフ・ラングニックのSD就任にも一役買い、現在は彼の後任としてSDを務めるトーマス・ツォルンのコネクションによるものだ。……

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ギジェルモ・アバスカルスパルタク・ モスクワヨセフ・ツィンバウアーロコモティフ・モスクワロシアプレミアリーグ

Profile

久保 佑一郎

1986年生まれ。愛媛県出身。友人の勧めで手に取った週刊footballistaに魅せられ、2010年南アフリカW杯後にアルバイトとして編集部の門を叩く。エディタースクールやライター歴はなく、footballistaで一から編集のイロハを学んだ。現在はweb副編集長を担当。

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