「サッカーの試合を見ていてイライラする瞬間ナンバーワンは?」と二子玉川に住む主婦100人に聞いたところ、97人が「失点」と答えました(残りの3人は「ちまちま繋いでるCB」「チャラいSB」「煽ってくるマスコット」と回答)。私は二子玉の主婦ではありませんが、まったく同感ですね。そうなんです、私たちサッカーファンが一番見たくないのが「失点」なんです。
ただ、そうは言っても避けられないのが失点です。なにしろ、2021シーズンのJ1全体の失点は920で、得点と同じ数だけあるんですからね。得点と失点が同じになるなんてなんという偶然でしょうか、信じられません。ちなみに、2020シーズンも2019シーズンもJ1の得点と失点は同数でした。奇跡のリーグですね。なんならJ2も同数です。
それだけの数があるのですから、失点はサッカーを見ていたら避けられない場面です。ただ、辛いんですよ、失点。失点って不思議ですよね。この世の中には簡単に悪いと割り切れることなんてほとんどないのに、失点に関しては純度100%、混じりっけなしの悪いことですからね。大作RPGのラスボスですか。二子玉の主婦じゃなくても、失点した瞬間には天を仰いで言葉にならない罵声の1つや2つ投げかけてやりたくなってしまいますよね。
ただ、そんなサポーターのストレスマックス情報であっても、クラブはみなさんに伝えなきゃいけないわけなんですよ。現地に行ってるサポーターだけじゃない、DAZNで見られるサポーターだけじゃない、ただ速報だけを仕事や用事の合間に見ることしかできない人もいます。会社でPCに向かいながら、農作業の休憩中に、赤子を抱えて掃除する合間に、自民党広報本部長の仕事の傍らに、ちらりとスマホを見る――そんな忙しい人に対しては、やはりTwitterアカウントで速報をするのが一番なんです。最後の人はどうせ圧勝なのでちゃんと働いてください。
では、いったいどのような形でこのストレスフルな情報を各クラブは伝えているのでしょうか?
というわけで、調べてみました! めちゃくちゃ暇ですね、私。ただ、誰かがやらなきゃいけないことなんですよ、これは。J1、J2、J3、JFLの各クラブが失点時にどういう反応をしているのかを見ることで、Jクラブの失点に対する態度、ひいては危機が起きた時の対応力を測れる……わけないのですが、ともかく見ていきましょう。
半数以上が該当。最も多いリアクションは
調査の結果、一番多かったのは以下のようなツイートでした。……
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tkq
世界ロングボール学会(WLBS)日本支部正会員。Jリーグの始まりとともに自我が芽生え、カントナキックとファウラーの薬物吸引パフォーマンスに魅了されて海外サッカーも見るように。たぶん前世でものすごく悪いことをしたので(魔女を10人くらい教会に引き渡したとか)、応援しているチームがJ2に約10年間幽閉されています。一晩パブで飲み明かした酔っ払いが明け方にレシートの裏に書いた詩のような文章を生み出そうと日々努力中です。【note】https://note.mu/tkq