ソシエダに4-2、アスレティックに1-1、ヘタフェに2-1と8月無敗の滑り出し。そしてこの3試合で、メッシのいない新生バルセロナの輪郭が見えてきた。チームの変容や今後カギとなるポイントについて、開幕前に展望記事を寄稿したバルサファンのぶんた(@s_bunta)さんにあらためて分析してもらった。
開幕前から不安でしかなかったものの、蓋を開けてみるとラ・リーガ第3節を終えて2勝1分。7得点4失点と、失点の多さは玉に瑕(きず)だが、メンフィス・デパイ(今夏にリヨンから加入)の大活躍で、メッシが抜けたことによる得点力不足に陥ることはなく、バルセロナは上々のスタートを切った。
この3試合のピッチ上で起きた現象からは、弱みに目をつぶり強みを最大化するのではなく、欠点をなくし相手に付け入る隙を与えない方向へと向かっているように感じたが、実際はどうだったのか? 開幕前のWEB記事で、メッシが抜けて得られるメリットとデメリットをまとめたが、その中の「ビルドアップ」「ゴールを守る&ボールを奪う守備」「崩しの局面」の3つを分析し、課題を挙げたいと思います。
多彩なビルドアップ
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Profile
ぶんた
戦後プリズン・ブレイクから、男たちの抗争に疲れ果て、トラック野郎に転身。デコトラ一番星で、日本を飛び出しバルセロナへ爆走。現地で出会ったフットボールクラブに一目惚れ。現在はフットボーラー・ヘアースタイル研究のマイスターの称号を得て、リキプッチに似合うリーゼントスタイルを思案中。座右の銘は「追うもんの方が、追われるもんより強いんじゃ!」
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