3月中旬、bundesliga.comの取材に応えたRBライプツィヒ前監督のラルフ・ラングニック。昨年レッドブル・グループを離れた62歳の“プロフェッサー”が、近年における戦術、選手、マネージメントの進化や“ラングニック派”の教え子たちについて語ったロングインタビューを、DFL(ドイツサッカーリーグ機構)の協力を得て前後編でお届けする。
“弟子”たちの成功はすごくうれしい
「特にヘーネスは名前のせいで難しいことが多いから…」
――ホッフェンハイム(ラングニックが2006年6月〜2011年1月に監督を務めた古巣)は今、セバスティアン・ヘーネス監督の下でどのような発展を見せていますか?
「2010年にホッフェンハイムは、ディートマー・ホップやSAPというスポンサーからの資金援助なしで、自分たちの足で立つべきだという判断をした。彼らはその点ですごくうまくやったと思う。現在はブンデスリーガで13シーズン目を迎え、欧州カップ戦にも何度か出場している。それは賢く持続的な強化戦略によるものだ。2011年に私が辞めた直後、監督選びであまり運が良くなかった時期もあったけれどね。
当時はブンデスリーガ2部への降格も目の前という状況で、プレーオフを避けるために戦っていた。アレクサンダー・ローゼン(スポーツディレクター)がスポーツ面のリーダーシップを執るようになってからは安定して、いくつかの監督のキャリア作りを助けてきた。もうユリアン・ナーゲルスマンの話は(前編で)したけれど、今はセバスティアン・ヘーネスがそうだ。ホッフェンハイムには、まっさらな状態の若手を起用する勇気があった。セバスティアンは昨シーズン、バイエルンのセカンドチームを3部リーグ優勝に導いたことでチャンスが与えられたのだが、それは素晴らしいと思う。……
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