
2017年のU-20W杯&U-17W杯制覇を皮切りに、有望株を輩出し続けているイングランド。その育成改革の秘密に迫るべく『フットボリスタ第82号』では、同国のグラスルーツで豊富な指導経験を持つマーレー志雄氏と、アカデミーコーチとしてポーツマス、クリスタルパレス、ブライトンを渡り歩いたオースティン・ハリス氏にインタビューを敢行した。彼らへの取材の中で登場した2つの国家プロジェクト「EPPP」と「イングランドDNA」について、マーレー氏にあらためて解説してもらった。
現代フットボールにおいて、安定的かつ継続的に高い質を持った選手を輩出することは、世界各国が頭を悩ませながら試行錯誤している命題である。その中でイングランドでは、プレミアリーグが2011年に「EPPP」(Elite Player Performance Plan)、FA(イングランドサッカー協会)が2016年に「イングランドDNA」というプロジェクトを発足させ、育成改革に取り組んでいる。『フットボリスタ第82号』では、プレミアリーグとFAの取り組みを別々に紹介したが、浮かび上がった共通点が3つある。「育成システム」「指導者養成」「自立した選手の育成」という3つのキーワードをもとに、誌面に掲載できなかった内容も織り交ぜながら、イングランドの育成を要約してみよう。
キーワード①「育成システム」
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Profile
マーレー志雄
1993年、滋賀県生まれ。日本で3年間の指導経験を積んだ後、イングランドで指導者ライセンスを取得するためにサウサンプトン・ソレント大学のフットボール学科へ。現地でU-12の男子チームから大学の女子チームまで幅広いカテゴリーを指導し、現在は同大学のスポーツ科学&パフォーマンス指導学科で修士課程に進んでいる。Twitter:@ShionMurray
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