今季のCLで決勝トーナメント進出を決めるなど、強豪クラブの仲間入りを果たした感のあるRBライプツィヒ。クラブが進化を遂げた要因は、ラルフ・ラングニックがRBグループに定着させたDNAにあるという。
2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグにおけるベスト4に続いて、今季も決勝トーナメント進出を決めたRBライプツィヒ。パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドと強豪が同組の厳しいグループを勝ち抜き、エミール・フォルスベリは「僕らが“一発屋”ではないことを証明できた」と胸を張る。ユスフ・ポウルセンも「(当時3部に昇格したばかりの)2013年にライプツィヒにやって来た時からCLは目標だった」と振り返る。
ポウルセンは「ラルフ・ラングニックと初めて話をした時に、CLという目標を頭の中に植え付けられたんだ」と話す。12月16日の『シュポルトビルト』の中で、RBライプツィヒをブンデスリーガ、そしてCLに定着させた功労者の2人が、RBグループのDNAについて説明した。
ラングニックが語る選手評価の“公式”
「Bund Deutscher Fussball Lehrer(フースバル・レーラー連盟)」というドイツのプロライセンス保持者連盟が毎年行っている国際会議の2017年の公演の中で、ラルフ・ラングニックは若手選手を重用しながらチーム強化を進めるポイントを解説した。……
Profile
鈴木 達朗
宮城県出身、2006年よりドイツ在住。2008年、ベルリンでドイツ文学修士過程中に当時プレーしていたクラブから頼まれてサッカーコーチに。卒業後は縁あってスポーツ取材、記事執筆の世界へ進出。運と周囲の人々のおかげで現在まで活動を続ける。ベルリンを拠点に、ピッチ内外の現場で活動する人間として先行事例になりそうな情報を共有することを心がけている。footballista読者の発想のヒントになれば幸いです。