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風間メソッド 33 サッカーにポジションはない

2020.08.08

『30秒で子どもの未来は変わる!
勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』全文公開#33

「伸ばすプロフェッショナル」風間八宏監督が、親・指導者・子ども、それぞれの立場からのよくある悩みに質疑応答形式で答え、育成の“誤解”を解いていく書籍『30秒で子どもの未来は変わる! 勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』を、1話ごとに全文公開! 「サッカーは教えてもうまくならない」「誰よりも自分に期待すればいい」「本気にさせるのがいちばんの上達法」など、本質を突く風間監督ならではのユニークなメッセージの数々を、ぜひ受け取ってほしい。

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質問者:好きなポジションができない選手

選手「自分がやりたくないポジションで起用されることが多いんです。本当はフォワードをやりたいんですけど……」

風間「ポジションなんて、どこでも同じだから」

選手「え?」

風間「フォワードじゃないから攻められない。中央じゃないからボールに触れない。そういう風に思っている人は多い。でも、サッカーは野球のように4番・ファーストとか完全に役割が決まっているわけじゃないでしょ?」

選手「それはそうなんですけど……」

風間「自分の好きなポジションができないというのは、一番上手い選手じゃないということ。一番上手い選手になれば、自分の好きなポジションができる。自分が上手くいかないのをポジションのせいにするのは、自分と向き合わずに逃げてるんじゃないかな」……

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Profile

北 健一郎

1982年7月6日生まれ。北海道旭川市出身。『ストライカーDX』編集部を経て2009年からフリーランスに。サッカー・フットサルを中心としてマルチに活動する。主な著書に『なぜボランチはムダなパスを出すのか』『サッカーはミスが9割』。これまでに執筆・構成を担当した本は40冊以上、累計部数は70万部を超える。サッカーW杯は2010年の南アフリカ大会から3大会連続取材中。2020年に新たなスポーツメディア『WHITE BOARD』を立ち上げる。

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