『30秒で子どもの未来は変わる!
勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』全文公開#7
「伸ばすプロフェッショナル」風間八宏監督が、親・指導者・子ども、それぞれの立場からのよくある悩みに質疑応答形式で答え、育成の“誤解”を解いていく書籍『30秒で子どもの未来は変わる! 勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』を、1話ごとに全文公開! 「サッカーは教えてもうまくならない」「誰よりも自分に期待すればいい」「本気にさせるのがいちばんの上達法」など、本質を突く風間監督ならではのユニークなメッセージの数々を、ぜひ受け取ってほしい。
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質問者:毎日送り迎えしている親
親「他のスポーツに比べれば安い方なのかもしれませんが、子どもがサッカーをするにも結構お金も手間もかかるんです。送り迎えをしたり、スクールに通わせたり……。この先、どこまでサポートしてあげられるか不安です」
風間「今はサッカーをするために“大人の手”が必要なのは事実ですね。私たちが小さかった頃は、今のようにスクールなんてなかったし、照明付きのグラウンドもほとんどありませんでした。サッカーはしたいけど、夜になると真っ暗になっちゃうからボールが見えない。どこでボールを蹴るかというと公園や神社でした。今はサッカーをやれる環境は整ったかもしれないけど、自由にボールを蹴れる場所は少なくなっています。だから、大人が手を貸してあげなければいけないのも確かです」……
Profile
北 健一郎
1982年7月6日生まれ。北海道旭川市出身。『ストライカーDX』編集部を経て2009年からフリーランスに。サッカー・フットサルを中心としてマルチに活動する。主な著書に『なぜボランチはムダなパスを出すのか』『サッカーはミスが9割』。これまでに執筆・構成を担当した本は40冊以上、累計部数は70万部を超える。サッカーW杯は2010年の南アフリカ大会から3大会連続取材中。2020年に新たなスポーツメディア『WHITE BOARD』を立ち上げる。