2024年12月より料金改定のお知らせ
footballistaがサブスクを始めたのは2020年2月からで、ありがたいことに読者のみなさまのおかげで5周年を迎えることができそうです。
「読者の心に刺さる記事、お金を払ってでも読みたい記事」というのが絶対的な掲載の基準で、自分たちが信じたコンセプトをやり抜くという大きなチャレンジでした。「世界に学び、世界に勝つ」という2006年の雑誌創刊以来のテーマを追求し、欧州サッカーの最先端理論や日本サッカーの新しい取り組みを伝えていくことで、少しずつサッカー界にも認められてきた手ごたえがあります。
ただ、雑誌・書籍・WEBを全部やっていた時は(好きでやっていたのですが)「やり切れていない」という歯がゆさも感じていて、正直に言うと、雑誌をやめてサブスクのみにするという2024年2月のリニューアルは背水の決断でした。ところが、ありがたいことに会員数は減るどころか増加してくれて、いい意味で驚かされました。
メディアは続けていくこと自体が大きな価値なのですが、同時に「伝えるべきコンセプトがあること」が存在意義に直結します。2015年に僕が(雑誌の)編集長になった当時は「欧州サッカーとのギャップを埋めたい」という強い思いがありました。詳しい経緯はここで示した通りです。そこから9年経ち、日本人選手の海外移籍が加速度的に進んだ2024年現在、日本サッカーは世界のサッカーに直結し、「壁」はなくなってきています。今の僕の興味は、その国のサッカーのベースである国内リーグ=Jリーグの生存戦略です。これだけ各クラブの主力流出が加速する中でどうサッカークラブを成り立たせていくのか、海外サッカーと日本サッカーの関係性にはどういった着地点があるのか――footballistaがそれを考えていく「場」になれればと強く願っています。
サッカーメディアを取り巻く環境は厳しさを増す一方で、新しいコンセプトを打ち出した2024年2月のリニューアルに失敗したら「求められていない=続けられない」と本気で考えていました。ただ、僕らの活動を支持してくれる人が少しずつ増えてきているのを見て、ここまで来たらfootballistaを可能な限り長く続けていく欲が出てきたというか、サステナブルに事業を成立させていくために真剣にメディアとしての収支に向き合っていくべきだと考えました。値上げはできれば避けたいとずっと思っていましたが、円安や物価高騰で制作コストが上がってきており、今まで通り「コンセプト主義」で手作業の記事作りを続けていくには、決断しなければならない時が来てしまいました。
footballistaを支えてくれる読者のみなさま、毎回魂のこもった記事を提供してくれる国内外の書き手の存在、そして積極的に取材に協力してくれるサッカー関係者の方々のおかげで、ようやく納得いく形でWEBメディアを運営していけるようになってきました。いろんなものが嚙み合ってきた中で、新しくやりたい企画もどんどん出てきています。長期的な編成戦略がJクラブの浮沈を決める今、そのキーマンである強化責任者のインタビュー連載をぜひやりたいと考えていますし、激動の時代を生き抜くために明確なビジョンを持って挑戦しているJクラブの特集も引き続きやっていきたいです。もちろん、我々の代名詞である欧州サッカーの最新戦術トレンドの探求やMCO(マルチクラブ・オーナーシップ)などのピッチ外の動向もキャッチアップしていきます。
僕らの目標を応援してくれる人、コンセプトに共感してくれる人が増えて、サッカーというスポーツを楽しむ視点が広がり、クラブや選手をより好きになってくれて、少しでも日本サッカーの発展に役立てれば、これ以上の喜びはありません。
footballistaのコンセプトを貫くために、ぜひみなさまの力を貸してください。
新料金プラン
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1,500
円/月 -
15,000
円/年 ※一括払い2カ月分
(3,000円) お得
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1,980
円/月 -
19,800
円/年 ※一括払い2カ月分
(3,960円) お得
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12月以降の特集予定
デジタルネイティブへの最適解は
ストリートサッカー?変化するZ世代の育成論
「今のティーンエージャーは、集中力の持続時間がほとんどゼロに近いところまで下がっています。これは脳にインプットされる情報の量がとてつもないものになっているからです」(アレッサンドロ・フォルミサーノ)。デジタルネイティブであるZ世代に求められる新しい育成論を考察してみたい。
[3-2-5⇔5-4-1]可変の先にある
「ポジショナルプレー3.0」の胎動
ポジショナルプレー1.0をペップ・バイエルン時代の偽SB+5レーンの攻撃配置とすると、2.0はそれに対抗する5バックで横幅を埋める「ポケット封鎖」の守備配置と言える。2つのポイントを経由した現在の主流は、攻撃時は[3-2-5]で守備時は[5-4-1]に可変するスタイルだ。その先にある3.0の胎動を読み解く。
和式サッカーの進化版?
似て非なるリレーショナルプレーの秘密
フルミネンセでコパ・リベルタドーレスを制したフェルナンド・ジニスのサッカーは「リレーショナルプレー」として欧州のサッカー論談でも注目された。選手同士の関係性に着目したアプローチは密集のコンビネーションで崩す和式サッカーに近いが、明確な違いもある。新しい概念の秘密を解き明かすことで、日本サッカー進化の鍵を探りたい。
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よくある質問
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