「日本の敵」の正体
ワールドカップ対戦国をめぐる冒険。徹底分析と背景にある物語、彼らは何者なのか?
[特集]
FIFA WORLD CUP RUSSIA 2018
ポーランド、コロンビア、セネガル
「日本の敵」の正体
正直ポーランド、コロンビア、セネガルのサッカーに興味がある日本人は相当奇特な人だろう。しかし、W杯の対戦国となれば話は別だ。本番で勝つためにライバル国のありとあらゆる情報が知りたくなる。
「ピッチ上のプレーや振る舞いに社会や文化のあり方がこれほどはっきりと映し出されるスポーツは、他にあまりない。サッカーは世界中でプレーされているからなおさら違いが際立つ部分もある。グローバリゼーションが進んだ今の世界においても、食生活とサッカーだけはまだまだローカルな文化が色濃く反映されている」
イタリアの育成年代責任者マウリツィオ・ビシディの言葉だ。世界最大のスポーツの祭典は接点のなかった国を深く知る貴重な機会になる。奇しくもH組はヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアの4大陸が同居する国際色豊かなグループ。ピッチ上の分析はもちろん、背景にある文化まで含めて「日本の敵」の正体に迫ってみたい。
POLAND
FIFAランキング6位の急上昇国!ポーランドはなぜ強くなったのか?
英雄を継ぐ男、ロベルト・レバンドフスキ
INTERVIEW
アルカディウシュ・ミリク(ポーランド代表/ナポリ)
ナバウカが仕立てた、もう一人の点取り屋
INTERVIEW
赤星貴文(スパンブリー)
ポーランドを誰よりも知る日本人選手が体験した東欧の強国の本性
ウルティモ・ウオモ執筆陣が見た「日本の敵」の正体
ポーランドが抱える、臨機応変の罠
COLOMBIA
INTERVIEW
カルロス・バルデラマ(元コロンビア代表)
コロンビアの歴史が変わる予感
INTERVIEW
ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表/バイエルン)
自分を信じてやれば可能性は無限大
名将に導かれる大器、ダビンソン・サンチェス
ウルティモ・ウオモ執筆陣が見た「日本の敵」の正体
強力な「個」を生かすコロンビア
SENEGAL
フローラン・ダバディ氏に聞く、移民選手のアイデンティティ
INTERVIEW
カリドゥ・クリバリ(セネガル代表/ナポリ)
“家族”と共に夢舞台へ
ゲーゲンプレッシングの体現者、サディオ・マネ
ウルティモ・ウオモ執筆陣が見た「日本の敵」の正体
戦術家シセが作る、新しいアフリカ像
JリーグNo.1の海外サッカーマニア林陵平(東京ヴェルディ)が伝授
日本はコイツに気をつけろ!
①ポーランド/②コロンビア/③セネガル
JAPAN
[W杯座談会]西部謙司×河治良幸×浅野賀一
現在地を見失った日本サッカー、ロシアへの羅針盤
五百蔵容氏が迫る、ハリルホジッチの正体
日本サッカーの強化プランに合致した「エリア戦略の使い手」
「I LOVE JAPAN」なイタリア人、
ガブリエーレ・アネッロがハリルホジッチに物申す
日本は本番でどう戦うべき!?
林舞輝のW杯対戦シミュレーション
REGULARS
TACTICAL FRONTIER 進化型サッカー評論 ●結城康平
– クロスボール戦術は死んだのか?
戦術リストランテ ●西部謙司
– 新世代監督ナーゲルスマンの正体
ディープスロート 内部情報が語るRマドリー ●ディエゴ・トーレス
– セバージョスとM.ジョレンテは、なぜ消えた?
footballista Game Labo
– 至高のチームをWCCFで再現!私のベストイレブン
#3 山中忍さんが選ぶ至高のイングランド代表
THEATRE OF ENTERTAINMENTS
– 孫が祖父の「賭け」を的中させる、グルキュフの予期せぬ復活、中国代表選手タトゥーを隠す
ウォッチング・グアルディオラ ●ルイス・マルティン
– リバプール戦で歴史は変わったか?勝者のメンタリティの意義
名優たちの“セカンドライフ” ●藤原清美
– エメルソン・シェイキ(コリンチャンス)
ドイツサッカー誌的フィールド ●ダニエル・テーベライト
– 愚者か、それとも勇者か。メルテザッカーが激白した“心の闇”
CALCIOおもてうら ●片野道郎
– カルチョの発展を阻む「プロとアマチュアの垣根」
サッカーを笑え ●木村浩嗣
– 放映権料バブル崩壊寸前、通信事業会社の反乱
連載コラム
ENGLAND 山中 忍/FRANCE 小川由紀子
NETHERLANDS 中田 徹/SPAIN 工藤 拓
BRAZIL 沢田啓明/ARGENTINA チヅル・デ・ガルシア