FEATURE
コロナの影響は? シャルケの応手は? 林舞輝のレビアダービー展望
ドルトムント対シャルケ プレビュー
新型コロナウイルスの影響により世界中でほとんどのリーグが中断を余儀なくされる中、欧州主要リーグの先陣を切って5月16日からリーグ戦を再開するドイツ・ブンデスリーガ。奈良クラブの林舞輝監督が、コロナ禍が試合に与える影響を考察しつつ、今節最大の注目カードであるドルトムント vs シャルケの一戦を展望する。
もう何日ぶりかもわからないぐらいだ。試合前から結果がわからない試合を観るのは。
ドルトムント vs シャルケ。ブンデスリーガ再開初日一番の注目カードだ。本拠地が目と鼻の先であり、世界で最もアツいダービーである「レビアダービー」。日本を含めサッカーが日常から消えた全世界のサッカーファンが、目を輝かせてテレビの前でキックオフを心待ちにすることだろう。
この試合には、大きく分けて2つのポイントがある。1つは、間違いなく「コロナの影響」、もう1つは、「圧倒的に不利なシャルケがどう対抗策を講じるか」である。
無観客、コンディション、交代5人制…
1つ目の「コロナの影響」、これは非常に多岐にわたる。最も影響が大きいものを、ここでまとめてみよう。……
Profile
林 舞輝
1994年12月11日生まれ。イギリスの大学でスポーツ科学を専攻し、首席で卒業。在学中、チャールトンのアカデミー(U-10)とスクールでコーチ。2017年よりポルト大学スポーツ学部の大学院に進学。同時にポルトガル1部リーグに所属するボアビスタのBチームのアシスタントコーチを務める。モウリーニョが責任者・講師を務める指導者養成コースで学び、わずか23歳でJFLに所属する奈良クラブのGMに就任。2020年より同クラブの監督を務める。