FEATURE
複雑度と自由度。RBライプツィヒとウェールズから学ぶ「ゲームモデルの幅」
【戦術的ピリオダイゼーション vs Japan’s Way #8】 山口遼(東大ア式蹴球部監督)×平野将弘(FC大阪ヘッドコーチ)×荒岡修帆(RBライプツィヒU-9コーチ)後編 【座談会】
本特集のテーマの1つとなっているトレーニング理論「戦術的ピリオダイゼーション」だが、現場に立つ指導者はこの難解な理論をどう解釈し実践すべきだろうか? 日本、ウェールズ、ドイツでそれぞれ現場を知り、監督、コーチ兼アナリスト、 フィジカルコーチと立場が異なる若手指導者3人を集め、議論を通じて戦術的ピリオダイゼーションの謎を紐解いてもらった。後編は、その一部である「ゲームモデル」について。
「プレー原則」をどこまで伝える?
平野「山口さんはゲームモデルを導入して、大学生を指導しているんですよね。選手たちに『プレー原則』のことを詳しく話したりしてるんですか?」
山口「あまり詳しくは言わないです。主原則は絶対言いますけど、準原則は選手によって言ったり言わなかったりしますね」
荒岡「プロのトップチームだと、どれくらいプレー原則が選手に共有されているんですかね?」……
戦術的ピリオダイゼーション vs Japan's Way ラインナップ
Profile
足立 真俊
1996年生まれ。米ウィスコンシン大学でコミュニケーション学を専攻。卒業後は外資系OTAで働く傍ら、『フットボリスタ』を中心としたサッカーメディアで執筆・翻訳・編集経験を積む。2019年5月より同誌編集部の一員に。プロフィール写真は本人。Twitter:@fantaglandista