恋もサッカーも魅力は…攻守の切り替え!?
footballista史上、人気No.1連載待望の続編!
2006年の創刊から10周年を迎えた『footballista(フットボリスタ)』。その大半となる2015年7月まで巻頭を飾り続けてきたコラム「フットボリスタ主義」がここに復活!編集長として、指導者として、スペイン人かつ日本人としての“3つの顔”それぞれが色濃く反映された珠玉の50本に加え、新たに書き下ろした3本を収録!
<目次>
はじめに
第1章 編集長として
サッカーが美しいなんて誰が言った?
ベッカムとロナウジーニョの「今」を決めたのは運だった
外国人監督の大き過ぎるハンディ
星座で決断する監督を笑えない
誤報をなくすための最悪の方法
どのツラを下げてものを言うべきか
結果がわかってもサッカーは楽しめる……か?
独裁者の真似をしてはいけない
ジャーナリストは、なぜ嫌われるのか?
“アンチフットボール”を楽しむ
公正とは、プロとは、プライドとは。誰にとっても季節は終わる
苦労多き、インタビューの楽しみ
オッサンは加齢すると、味も出る
強者の論理は、常に気持ちがいい
芸術家を馬鹿にしてはいけない
正しき良き時代の蛮勇者
マルカ vs レアル・マドリー「マルカは嘘をつかない」
フェアとアンフェアの差はどこにあるか?
サッカーにおける無知の知とは
2つの国を股にかける苦悩
第2章 指導者として
ジャッジに口を出せるほど私たちは大人か
いいマリーシア、悪いマリーシア
素行が悪い方がサッカーは強くなる――か?
Enjoy losing……
ミニ・ナバス、ミニ・カペルの末恐ろしい戦術完成度
サッカーをやる「頭」について考える
子供の夢を守る国、シラける国
スペインの父兄に、ガーンと一発かます
セビージャ最強の小学生の、表面的な没個性ぶり
忘却の才能とメンタルの強さ
負け犬から抜け出すために
平等の偽善よりも、公正な選抜を
ポジティブシンキングの蜜と罠
“~したことがない奴にはわからない”の絶望
勝利優先と育成優先は両立するかもしれない
我がチームの「キャプテンの条件」
サッカーへの誠実な対し方
「悪平等」から「価値が人を育てる」へ
第3章 スペイン人かつ日本人として
隙だらけのバレンシアの選手たち
暗い連鎖
幸せも、ディテールで決まるか?
サッカー選手は、何割かは見かけだ
言葉が大事?スペイン語をなめてはいけない
東洋人代表、日本人代表として
あなたと私は、何ができるか?
リージョと私の小さな抵抗
サッカー的に健全、社会的に健全
人生の終わりに、スタジアムへ行くこと
「外人→外国人」で失われるもの
秋刀魚の味を知ろうとするスペイン人
「マシーン」と呼ばれて。スペインと日本の幸せ
ヒターノ、ベティスのアマジャの言葉
「理想の国」誕生のために
あとがき
<著者プロフィール>
木村浩嗣
Hirotsugu Kimura
1962年2月22日生まれ、愛媛県出身。編集者、コピーライターを経て94年からスペイン・サラマンカへ。96年教育省公認スペイン語検定上級合格。98年と99年にスペインサッカー連盟のコーチライセンスを取得し、少年チームの監督を始める。06年9月に帰国し『footballista』編集長に就任。08年12月からスペイン・セビージャに拠点を移し特派員兼編集長となる。15年7月、編集長を辞しフリーとしてスペインサッカーを追いつつ、14-15にセビージャ市王者となった少年チームを率いている。趣味は映画(スペイン映画数百本鑑賞済み)、踊り(セビジャーナス)、おしゃべり、料理を通して人と深くつき合うこと。15年、16年と2年連続でシッチェス・ファンタスティック映画祭を取材し、映画関連の執筆にも進出している。
<書誌情報>
定価:1650円(10%税込)
発行:ソル・メディア
発売日:2017年2月7日
仕様:四六判/並製/312頁
ISBN:978-4-905349-31-0
<ご購入はこちら>