ゲームモデル×トレーニング×テクノロジー
「理論」から「実践」へ――
欧州最先端の「メソッド」は
ここまで進化している!
海外サッカー専門誌『footballista』で圧倒的人気のセリエAコーチ、レナート・バルディが複雑化するサッカー戦術を対話形式でわかりやすく解説。
<目次>
イントロダクション――「戦術パラダイムシフト」の先へ
第1章 欧州最先端では何が起こっているのか?
1-1 定着と混和が進む新戦術パラダイム
1-2 ペップ・シティは「退化」したのか:19–20シーズンの現在地
1-3 今なお進化の途上にあるクロップのリバプール
第2章 セリエA新世代コーチの理論と実践
2-1 戦術的ピリオダイゼーションのイタリア的展開
2-2 ボローニャを立て直したゲームモデル導入プロセス
2-3 ボローニャの最先端データ分析・活用法
ゲストトーク: フィジカルコーチが「ケガ」を語る
第3章 「世界基準」で見た日本
3-1 ハリルジャパンから西野ジャパンへの変化
3-2 西野ジャパンはW杯をどう戦ったか
3-3 ロシアW杯の戦術トレンド:ボール支配だけでは不十分
3-4 森保ジャパンはどこに向かっているのか
エピローグ――ボローニャでの新たな探究
あとがきにかえて――モダンサッカーをめぐる旅は続く
日本の読者に感謝を込めて
<著者プロフィール>
レナート・バルディ
Renato BALDI
イタリア・カンパーニア州カーバ・デ・ティレーニ出身。地元のアマチュアクラブで育成コーチとしてキャリアをスタートし、セリエB のランチャーノ、バレーゼでカルミネ・ガウティエーリ監督のスタッフとして戦術分析を担当。ミハイロビッチがサンプドリア監督に就任した際にスタッフに加わり、ミラン、トリノ、そしてボローニャにも帯同。チームのパフォーマンスと対戦相手の分析を担う。2018 年に『モダンサッカーの教科書』(小社刊)を上梓。
片野道郎
Michio KATANO
1962年生まれ、宮城県仙台市出身。95年からイタリア・アレッサンドリア在住。ジャーナリスト・翻訳家として、ピッチ上の出来事にとどまらず、その背後にある社会・経済・文化にまで視野を広げて、カルチョの魅力と奥深さをディープかつ多角的に伝えている。主な著書に『チャンピオンズリーグ・クロニクル』、『それでも世界はサッカーとともに回り続ける』、共著に『モダンサッカーの教科書』、『サッカー“ココロとカラダ” 研究所』など。
<書誌情報>
定価:1760円(10%税込)
発行:ソル・メディア
発行日:2020年7月29日
仕様:四六判/並製/316頁
ISBN:978-4-905349-52-5
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