16-17マンチェスターダービー第1ラウンド徹底分析
日本時間26日深夜、組み合わせの妙により早くも今シーズン2度目のマンチェスターダービーが実現する。舞台は、再びユナイテッドの本拠オールドトラッフォード。果たして、どんな展開が待ち受けているのか。
試合の行方を探る手がかりとして、発売中のフットボリスタ第38号に掲載したイタリアのWEBマガジン『ウルティモ・ウオモ』のエキスパートによる戦術的マッチレポートを全編特別公開。シティが勝利を収めた第1ラウンドをあらためて振り返り、第2ラウンドでの着目点を見つけてほしい。
イングランドサッカーを変えるということ
Cambiare il calcio inglese
因縁の2人、グアルディオラとモウリーニョの激突により大きな注目を集めたマンチェスターダービー。前後半で流れが一変した大一番は、偉大なる革命家が「イングランドサッカーへの挑戦」という茨の道を歩み始めた瞬間でもあった。
モウリーニョとグアルディオラが最後に対決したのは、2013年のUEFAスーパーカップだった。当時、「スペシャル・ワン」はレアル・マドリーからチェルシーに戻って間もなく、「ヘア・ペップ」は1年の休養期間を終えてバイエルンで新しいチャレンジを始めたばかり。プレミアリーグというコンフォートゾーン(居心地のいい場所)に身を置くモウリーニョに対して、ペップは監督としてキャリアを築いたスペインとはまったく異なる新たな環境に身を置いて間もなかった。
それから3年、開幕1カ月足らずという非常に早いタイミングでやって来たこのマンチェスターダービーに臨む2人の状況は、当時とかなり似通っていた。勝手知ったるプレミアで余裕たっぷりに振る舞うモウリーニョは、ファン・ハールとの不毛な2年間を過去に追いやりたいユナイテッドを率いている。不本意なサイクルにピリオドを打ちたいのはシティも同じだが、ペップにとってイングランドは未知の世界だ。落ち着いてボールを支配し試合をコントロールする時間もスペースも与えてくれないリーグと、フットボールの母国であるというプライドに縛られ、変化や革新を受け入れられない国――。
この試合をめぐる興味は、ピッチ上で展開されるサッカーと同じかそれ以上に、モウとペップのライバル関係に注がれていた。しかし前日会見に臨んだ2人は、舌戦を期待する人々に肩透かしを食わせた。挑発的なコメントは一切なし。語るべきは自分たちよりもむしろ翌日のピッチだ、と言わんばかりだった。そしてそのピッチ上の戦いは、1人の勝者を生み出しただけでなく、2人の戦いそのものに新たな意味を与えるものでもあった。
ビルドアップ
Costruzione
両監督がどんなアプローチで試合に臨もうとしているかは、スタメン発表の時点ですでに、明白だった。モウリーニョは[4-2-3-1]の2列目両翼にムヒタリャン(右)、リンガード(左)を配し、ポグバとフェライーニという奇妙なペアを最終ラインの前に置く。一方グアルディオラは、出場停止となったアグエロの代わりにイヘアナチョをCFで起用、右SBにサバレタではなくサニャを入れた[4-3-3](形の上だけの話だが)をピッチに送り出した。ユナイテッドの狙いは、コンパクトな布陣によって試合をこう着させること。シティは、ピッチ全域でボールの周囲に数的優位を作り出し、ポゼッションを通して試合を支配するというグアルディオラお馴染みのアプローチだ。
ユナイテッドは、立ち上がりから高いインテンシティで主導権を取ろうと試みる。しかしキックオフからほんの数分も経たないうちに、オールドトラッフォードのピッチはユナイテッドのゴールに向かって傾き始めた。ポジショナルプレーの教科書を小脇に抱えたシティがボールを、そして試合を支配する。そのうちユナイテッドをピッチから排除してしまうのではないかと思われるほどだった。
モウリーニョが送り出したチームの問題が露呈するのは早かった。左サイドではリンガードがびびりまくって萎縮し、攻守両局面でまったく使い物にならない(前半45分のボールタッチはたった13回にとどまった)。逆サイドではムヒタリャンがコラロフ~シルバ~ノリートという縦のチェーンに翻弄されて、正しいポジションを見出せないまま右往左往。というよりも、ユナイテッドのゲームプランそのものが穴だらけだった、と言った方がいいだろう。そのコンセプトは、ボールを相手に委ね、中央のゾーンの密度を高め、低めの位置にブロックを形成して、素早いトランジションで速攻に転じるというものだった。
しかし[4-2-3-1]の布陣は、守備の局面でシティの後方からのビルドアップを妨げることも、コンパクトな陣形を保つこともできず、攻撃の局面でも偶発的なカウンターアタックとドリブルによる持ち上がり以外に攻め手を持たなかった。
グアルディオラが周到に試合を準備してきたことは、すぐに明らかになった。ピッチ上のそれぞれのゾーンにおいて、相手の布陣に応じて数的優位を作り出すための方策が個別に用意されていたからだ。
ビルドアップの初期段階は完璧に機能した。移籍後たった2日間しかトレーニングに参加していないにもかかわらず、GKにブラボを起用したのはまさにそのためだ。このチリ代表GKは、ストーンズ、オタメンディという2CB、そしてアンカーのフェルナンジーニョとひし形を形成することにより、後方からのビルドアップにおいて数的優位を保証する役割を担っていた。パス成功数31本はルーニーのそれを4本も上回る数字。ワイドに開いた2CBと形成する逆三角形は、3バックと同じ機能を果たした。
違うのは、下の頂点に位置するのが3人目のCBではなくGKだという1点だけだ。これに対してユナイテッドは、イブラヒモビッチとルーニーの2人が中盤へのパスコースにフィルターをかけ、ボールをサイドに追い込むという役割を担っていたが、恒常的な数的不利(2対3)に置かれて、ピッチ上で最もデリケートなゾーンへのパス供給を妨げることができなかった。
ウェストハム戦でもそうだったように、グアルディオラは偽インテリオールを封印し、CBの持ち上がりという武器を使って敵のコンパクトな守備陣形を破壊した。オタメンディ、ストーンズともに、ドリブルで敵陣まで持ち上がりそこから裏のスペースに縦パスを送り込む場面が何度もあった。ユナイテッドは2ラインの陣形を維持することばかりに意識が向いて、ドリブルで持ち上がって来る敵CBを前に出て捕まえようとするリスクを誰も冒そうとしなかった。こうしてシティはハーフスペースを効果的に使いながらユナイテッドの守備ブロックを易々と切り裂いた。
シティがハーフスペースを素晴らしいやり方で生かす鍵となったのが、数的優位だった。シティは前線に5人を送り込み、ピッチの幅全体をワイドに使って攻撃を仕掛けた。ノリートとスターリングはタッチライン際まで大きく開き、シルバとデ・ブルイネのどちらか(あるいは両方)が2ライン間のハーフスペースに入り込んでいく。ユナイテッドのDF陣はどう対応すればいいのか迷うばかりだった。
とはいえ、皮肉なことにシティの先制ゴールをもたらしたのは、このオーケストラが奏でる調和の取れたハーモニーではなく、コラントゥオーノ監督率いるアタランタがしばしば見せたスパルタ式のダイレクトプレーだった。左SBのコラロフが60mのロングフィードを前線中央に蹴り込む。あまりにも楽々とバイリーに競り勝ったイヘアナチョが頭でフリック、これに素早く反応したデ・ブルイネが目の前を横切りボールをかっさらってそのままゴールネットを揺らすのを、もう1人のCBブリントは銅像のように棒立ちのまま見送るばかりだった。これだけハイレベルな舞台ではあり得ないほどの凡ミスである。
リードの確立
Consolidamento
この先制ゴールの後、ユナイテッドは試合から消えてしまった。にもかかわらずシティは、ボールとピッチを圧倒的に支配しながらそれをゴールに繋げることができない。その大きな理由は、イヘアナチョが動きとプレー選択の両面でまだ未熟で混乱したプレーヤーでしかなく――グアルディオラは恩師の1人カルロ・マッツォーネを真似てか、彼のミスを見て振り上げた拳をその直後にかじろうとした――チームにとって前線の基準点として機能しなかったことにある。にもかかわらずイヘアナチョは、先制ゴールをアシストしただけにとどまらず、デ・ブルイネのシュートがポストを叩いたこぼれ球を押し込んで2点目のゴールも決めている。一方、デ・ブルイネはただただ素晴らしかった。シティが作り出した13の決定機のうち6つは彼によるものだ。攻撃の「成果物」の約半分をたった1人で作り出した勘定になる。
すべてのプレーゾーンを的確に埋めていくことによって、シティはボールポゼッションの回復も効果的に機能させていた。何とシルバが、ボール奪取12回というモンスター並みの数字(この試合のトップ)を記録したほどだ。とはいえ、ネガティブトランジションにおいて最も重要な機能を担っていたのはフェルナンジーニョのポジショニングだった。常にアンティチポ(背後からのパスカット)を狙うだけでなく、中盤を自由に動き回って2列目の4人によるボール奪取に加勢し続ける。さらにDF陣も最終ラインを非常に高い位置に保って、イブラヒモビッチやルーニー(どちらも動きが足りなかった)へのパスをしばしばカットした。オタメンディはアンティチポを6回成功させ、5回のデュエル(ボールをめぐり正面から対峙してのコンタクトプレー)を制している。
もちろん、これらすべてにおいてシティがユナイテッドの構造的欠陥に助けられたことも事実だ。とりわけフェライーニ、ポグバという2人のセントラルMFは、後方からの組み立てをサポートすることも、2ライン間のスペースを潰すこともできなかった。元からマークを見失いがちな傾向を持っているフェライーニとポグバにとって、活発に動き回ってスペースにボールを引き出すデ・ブルイネとシルバは悪夢だった。とりわけポグバはボールロスト17回という数字が示す通り、EURO2016でデシャン監督が直面した、「ピボーテ」のポジションは彼に本当に適しているのか?というジレンマに再び陥ったかのようだった。
ユナイテッドの困難は、チームの重心が低過ぎることにも原因があった。陣形の全長(平均値)は45mと、シティのそれよりも11mも間延びしていた。イブラヒモビッチとルーニーは、守備の局面で帰陣して陣形をコンパクトに保つだけのフィジカル能力を欠いている。そのためボールを奪回しても前線までの距離があり過ぎて、効果的なポジティブトランジションに繋がる場面はほとんど見られなかった。
ルーニーはまたもや、ボールロスト23回という目を覆うようなパフォーマンスに終始した。ポジションへの適性に対する疑念はさらに高まることになるだろう。
とどめを刺すのももはや時間の問題かと思われた前半終了間際、しかしシティは相手に最後のチャンスを与える優しさを見せる。ルーニーが蹴った危険でもないFKに対し、ブラボはなぜかゴールエリアの外まで飛び出して処理しようと決断し、おそらくコーチングの声が聞こえなかったストーンズに衝突してしまった。そのこぼれ球がうまい具合に目の前に落ちてくるのを見たイブラヒモビッチは、テコンドー仕込みのハイキックで右足を一閃、ゴール左上に見えていた唯一のスペースにボールを叩き込んだ。
イングランドサッカー
Calcio inglese
プレミアリーグという茨の道を行くグアルディオラの歩みが本当にスタートしたのは、まさにこの瞬間からだった。ゲームの流れは文字通り一転して、試合のリズムは急激に速まり、ボールはピッチ上のどこにも落ち着こうとしなくなった。ユナイテッドはほんの数分間で、それまでの40分を上回るチャンスを作り出し、失点する前にも一度ならず危険なプレーを見せたブラボがまたも犯した飛び出しのミスによって同点に限りなく近づいた。
ユナイテッドは前半を通して、ピッチ上のすべてのゾーンで困難に直面し続けた。特に2CBと2セントラルMFが形成する四角形が陥った機能不全は深刻だった。守備の局面では陣形をコンパクトに保ってスペースを閉じることがまったくできず、攻撃の局面でもパスコースを作り出せないまま前線へのロングボールに訴える場面があまりにも多かった。ファン・ハールのマンツーマンディフェンスから、コンパクトな3ラインが連動してボールサイドに収縮するというゾーンディフェンスへの移行は、相応の痛みを伴う。例えばフェライーニは人を基準に置いて動こうとする癖が抜けておらず、その背後に危険なスペースを作り出すことが少なくない。
壊滅的な内容だった前半の終わり、信じられないことにユナイテッドはなお命脈を保っていた。この時点で心理的にはむしろ勝っていたと言ってもいいほどだった。
モウリーニョはシティからのプレゼントに感謝し、自らのミスを修正した。リンガードとムヒタリャンをロッカールームに残し、代わりにエレーラとラッシュフォードをピッチに送り出して、システムをより妥当な[4-3-3]に変更したのだ。エレーラをアンカーの位置に入れたことで、ポグバとフェライーニはより自由に前に出て行くことが可能になり、シティのビルドアップに対して最初のプレッシャーがかけやすくなった。グアルディオラは中央のゾーンにおける数的優位を失うリスクをすぐに感知すると、数分後にはイヘアナチョを下げてフェルナンドを投入、デ・ブルイネを「偽9番」のポジションに移す。
しかし、試合の流れが変わることは避けがたかった。プレーのリズムが速くなったことでシティのパスワークは精度が下がり、ユナイテッドの強力なフィジカルコンタクトがモノを言い始める。攻守が頻繁に入れ替わるフィジカル勝負になれば、より持ち味が出るのはユナイテッドの方だ。縦のスピードをもたらしたラッシュフォードのおかげで、やっと攻撃にダイナミズムが出てきたこともプラスに働く。
さらに、ルーニーを右に移したことで、中央のゾーンにインサイドMFが攻め上がるためのスペースが生まれた。フェライーニとポグバは前半とは別人のように溌剌(はつらつ)とプレーし始める。前線でのプレスに積極的に参加し、敵のパスコースに効果的なフィルターをかけ、2ライン間でパスを受けるようになった。
簡単に言えば、モウリーニョが多用した戦術的武器は、イブラヒモビッチ、そしてターゲットマンとしての役割に回帰したフェライーニに向けてのロングフィードだった。90分間でなんと62本。ユナイテッドが10回ボールに触れるうち1回はロングボールだった勘定だ。シティはフィジカル的な劣勢、ポジティブトランジション能力の低さという両面において困難に追い込まれた。
スターリングが機能しないのを見たグアルディオラは、故障から復帰したばかりのサネを交代で投入する。しかしドイツ代表期待の若きウインガーは明らかに動きにキレを欠いており、まだピッチに立てるほどの状態でないことがすぐに明らかになった。こうして、シティの攻撃はもっぱらデ・ブルイネとシルバの2人が担わざるを得なくなった。実際2人は3点目を決めるチャンスを作り出したものの、デ・ブルイネのシュートがまたもポストを叩いてしまう。
奇妙な話だが、このまま乱戦になるかと思われた後半は、結局一つもゴールが決まらないまま幕を閉じた。ユナイテッドはその高さと強さをもってしても、困難に陥り試合のコントロールを失ったシティからゴールを奪うには至らなかった。
本当の仕事はこれから
To be continued…
ユナイテッドの前半の布陣は、何人かの選手のポジションに関わる大きな疑問を提起した。イブラの背後でプレーするトップ下に最も適しているのは本当にルーニーなのか?今ではお馴染みになった横パスの連続はモウリーニョのサッカーが必要とする縦への展開にブレーキをかけるし、カウンターアタックを担い得るだけのスプリント力も持ってはいない。
それよりもむしろ、この日右サイドでまったく精彩を欠いていたムヒタリャンの方が、スペースをアタックする動きにおいても、イブラの少ない運動量をカバーするダイナミズムにおいても、トップ下にはずっと向いているように思われる。イブラがチームで最も危険なプレーヤーであることに変わりはないが、常に止まった状態で足下にパスを受けるプレースタイルゆえ、DFにとってはアンティチポがたやすいことも事実だ。
ここに挙げた点はもちろん他の多くの点において、モウリーニョにはやるべきことがたっぷり残されている。ユナイテッドはプレミアリーグを制するためにこのメンバーをそろえたはず。ポグバ、フェライーニ、イブラは、ラグビー的な猛攻によって乱戦を力ずくで制するための切り札だ。これはプレミアリーグにおいては決定的な違いを作り出す武器になり得る。シティのようなチームはプレミアには一つしか存在せず、残る19チームはフィジカルコンタクトとインテンシティで勝負を挑んでくる。昨シーズンのレスターがそうだったように、モウリーニョのユナイテッドは、イングランドサッカーのスタンダードに完璧に適合するよう構築されている。果たしてこれだけで頂点に立つために十分なのかどうかは、今後の戦いが教えてくれるだろう。
ペップは新たな次元へ
Pep su un’altra dimensione
今回のマンチェスターダービーはまさしく、プレミアリーグに対するグアルディオラのプレゼンテーションだった。グアルディオラの「フエゴ・デ・ポジシオン」はイングランドの人々を唖然とさせたに違いない。
前半の40分間が残した衝撃の大きさは、グアルディオラの戦いをモウリーニョという直接の対戦相手を大きく越えた次元に運ぶことになったように思われる。戦術的な観点に立てば、グアルディオラがまたもやモウリーニョを上回ったことは明らかだ。モウリーニョはここまで17回の対戦でたった3回しか勝っていない。客観的に見てあまりにも少ない数字だ。今やグアルディオラの戦いは、一人の監督との対戦に勝つか負けるかというレベルではなく、自らのサッカー哲学の有効性と優位性をヨーロッパ全域に広めようとする宣教師のそれに近いものになった。
プレミアリーグは、制覇するのが極めて困難なリーグだ。このダービーの後半は、強迫的なまでのハイペースと激しいフィジカルコンタクトというこのリーグのスタンダードがシティにどんな困難をもたらすかを、端的な形で示した。グアルディオラはフットボールの生みの親ではないが、フットボールというゲームを深いところから変革する動きに大きな貢献を果たそうとしている。ピッチに立った新戦力はたった3人(ブラボ、ストーンズ、ノリート)だけだったにもかかわらず、戦術的に見て困惑させられるばかりだったチームは、彼が仕事を始めてからたったの2カ月で、調和の取れた音楽を奏でるオーケストラに変貌した。
サー・アレックス・ファーガソンが試合後に見せた打ちのめされたような表情は、これから起ころうとしていることのわかりやすい予兆だ。古く偉大なイングランドサッカーは、最先端の実験に試されようとしている。
Analysis: Emiliano Battazzi
Translation: Michio Katano
Photo: Getty Images
Profile
ウルティモ ウオモ
ダニエレ・マヌシアとティモシー・スモールの2人が共同で創設したイタリア発のまったく新しいWEBマガジン。長文の分析・考察が中心で、テクニカルで専門的な世界と文学的にスポーツを語る世界を一つに統合することを目指す。従来のジャーナリズムにはなかった専門性の高い記事で新たなファン層を開拓し、イタリア国内で高い評価を得ている。媒体名のウルティモ・ウオモは「最後の1人=オフサイドラインの基準となるDF」を意味する。