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「サッカー界にオープンな人材市場を作る」。チームスタッフ特化型ジョブマッチングサービス「Sporpath」が目指すもの

2024.03.10

2023年11月、日本唯一のサッカー界チームスタッフ特化型ジョブマッチングサービス「Sporpath」(スポーパス)がプレローンチを果たした。いったいなぜ、サッカー界専門の“求人サービス”が必要なのか。合同会社BeAT代表/CEOの深澤佑介氏に、創設の狙いとビジョンを聞いた。

雇用する側、される側、サッカー外。3つの立場を経験し感じた問題点

――最初に、このSporpathを立ち上げようと思ったきっかけ、経緯についてうかがってもよろしいでしょうか?

 「私自身、最初は湘南ベルマーレに指導者として、つまり雇用される側としてサッカー界に入りました。その後、一般企業でコンサルティングの仕事をしたのちにアマチュアカテゴリのクラブでGMとして強化を担当し、人事編成等スタッフを採用する側の立場を経験しました。そして現在は、地元の静岡で東海社会人サッカーリーグに所属している岳南Fモスペリオでチーム経営にも携わっています。雇用する側とされる側、さらには一般企業での仕事を経験する中で、サッカー界と一般企業では採用面でギャップがあることを感じたのが、Sporpathを立ち上げるきっかけとなりました。

 具体的には、一般的なサッカー界、Jリーグの現状で言いますと、だいたい11月から12月くらいになると、スタッフは翌年の契約があるのかないのかを気にし始めるのですが、仮に12月に契約が更新されないことを伝えられたとすると、結構な負荷がかかるんです。そこから自身の伝手をたどって次の契約先を探さないといけないわけですが、限られた期間の中で場所も報酬も役職も十分に吟味することができず、出たとこ勝負であったオファーに飛びつかないといけません。それゆえに、本人の本意ではない契約をしている方が少なからずおられると感じています。そしてそうなってくると、仕事に対するモチベーションが十分に上がらないということも起こってしまいます。……

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Sporpath

Profile

久保 佑一郎

1986年生まれ。愛媛県出身。友人の勧めで手に取った週刊footballistaに魅せられ、2010年南アフリカW杯後にアルバイトとして編集部の門を叩く。エディタースクールやライター歴はなく、footballistaで一から編集のイロハを学んだ。現在はweb副編集長を担当。

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