第3弾はワンテーマを追求する新境地。
今が歴史の転換点、ポゼッションサッカーの「次」を徹底分析。
黄金時代を築いたグアルディオラ監督の退任をきっかけに、ここ数年世界のサッカー界を引っ張ってきたバルセロナのサイクルが終わりつつある。「ポスト・バルセロナ」をめぐる旅の始まり。正統進化、アンチテーゼ、異色のアイディア…新しい戦術の胎動はもう始まっている!
<目次>
はじめに――「ポスト・バルセロナ」時代の幕開け
第1章 バルセロナ方式+α
1-1ペップ・バイエルンが突き進む「バルサの先」
1-2「バルセロナ+大型化」=パリSG
1-3新生リバプールが示す、英国サッカーの進化形
コラム “評価”のイノベーターと“結果”のフォロワー
第2章 進化したカウンターアタック
2-1アトレティコ、“守る2トップ”という新機軸
2-2究極の万能型レアル・マドリー
2-3 ドルトムントが提示するネクストステージ
コラム サッキとクライフ。現代サッカーの2つの潮流
第3章 3バックの復権
3-1世界的にも珍しい、広島の可変型システム
3-2コンテ・オリジナル、異端の王者ユベントス
3-3チリ、走るパスサッカーの可能性
コラム ブラジルW杯の戦術トレンド。3バック躍進の理由とは?
第4章 変化のはざまで苦しむ名門
4-1完璧を追い求めたユナイテッドの失敗
4-2ミランのアンバランスな戦術パズル
4-3バランス型か特化型か。アーセナルの揺れる天秤
コラム 「10人のシャビ」VS「10人のロナウド」
第5章 バルセロナは本当に死んだのか?
5-1システムか、個か。バルセロナ復活への難題
5-2“バルサ化”を突き詰めたU–17日本代表
コラム 「ポスト・クライフ」のバルセロナ迷走期
第6章 ドイツ代表はサッカーの未来形なのか?
あとがき――「自分たちのサッカー」は1つではない
<著者プロフィール>
西部謙司
Kenji NISHIBE
1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している。趣味もサッカーで、東京都シニアリーグで現役続行中。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』『サッカー戦術クロニクルⅡ』『バルセロナ戦術アナライズ』(カンゼン)、『スローフット』『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)、『戦術リストランテ』『戦術リストランテⅡ』(小社刊)など。
<書誌情報>
定価:1650円(10%税込)
発行:ソル・メディア
発売日:2014年9月3日
仕様:四六判/並製/256頁
ISBN:978-4-905349-21-1
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