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変化し続けるスタートライン。「行けるところまで行きたい」横浜F・マリノス藤田譲瑠チマインタビュー(後編)

2022.09.23

今のJリーグを見渡しても、最も勢いのある若手選手の1人であることは間違いない。藤田譲瑠チマ。20歳。7月にはA代表にも招集された新鋭が辿っているここまでの歩みは、順調すぎるほど順調であるようにすら見える。だが、高校3年生の夏までの立ち位置を思えば、ここまでの成長を予感していた人が、果たしてどれだけいただろうか――。

インタビュー後編では初めて年代別代表に選出された高校3年の夏の思い出から、U-17W杯で得た経験、さらなるステップアップを期す横浜F・マリノスでの今を語ってもらった。

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CBへのコンバートで掴んだ試合出場のチャンス


――ユースでの状況や立ち位置が変わるのは、それこそ3年生になってからですか?

 「まだ2年生の時だったんですけど、3年生になる少し前のタイミングで、青山学院大学と練習試合をしたんです。それまでの自分はずっとボランチの位置で練習もしていたんですけど、その試合が土曜日にあって、土曜授業がある選手が多くて人が足りないと。そこでCBの選手もいないということで、後半から自分がCBで出た時に、チームがCBに求めているようなプレーができたんです。それで『オマエ、良かったよ』ということになって、そこから練習もAチームでできるようになりましたし、公式戦のベンチにも入れるようになって、少しずつ試合や練習に絡んでいけるようになっていきましたね」


――確かに3年生の時に僕が藤田選手を見た試合では、だいたいCBをやっていました。

 「はい。ずっとCBで出ていて、プリンスリーグ関東でも4節ぐらいまではCBをやっていました」


――少しCBがしっくりきている感じもあったんですか?
……

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J1リーグ東京ヴェルディ横浜F・マリノス藤田譲瑠チマ

Profile

土屋 雅史

1979年8月18日生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社。学生時代からヘビーな視聴者だった「Foot!」ではAD、ディレクター、プロデューサーとすべてを経験。2021年からフリーランスとして活動中。昔は現場、TV中継含めて年間1000試合ぐらい見ていたこともありました。サッカー大好き!

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