スポーツ界でもすべての人が真の姿で活躍できる環境づくりに向けて。「プライドハウス東京」のパートナーとなったDAZNが3月8日国際女性デー「女性らしさから、ありのままの⾃分へ」イベントに参加
スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」が、LGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティに関する情報発信やホスピタリティ施設の設置、多様性に関するイベントやコンテンツの提供を行う「プライドハウス東京」の2022年度ダイヤモンド・パートナーとなったことを発表。
さらにパートナー活動の第1弾として、3月8日(水)の国際女性デーにプライドハウス東京が主催する「女性らしさから、ありのままの⾃分へ」プロジェクトのオンラインローンチイベントでの協働が発表された。
「プライドハウス」とは、性のあり方で取り残されることなく平等に、健やかに生きられる社会づくりに貢献し、さまざまな分断を超えるための希望と経験を創出するプロジェクト。2010年のバンクーバー冬季オリンピック・パラリンピック競技大会の際、閉鎖的かつ保守的なスポーツ界へ向けて地元NPO法人が立ち上げたホスピタリティ施設が始まりとなった。その後は大型国際スポーツ大会の開催に合わせて、世界各地で「プライドハウス」を設立や運営。そして2018年、東京2020オリンピック・パラリンピック開催を前にセクターを超えた団体、個人、企業とともに結成されたのが「プライドハウス東京」コンソーシアムである。
「プライドハウス東京」コンソーシアムは2019年、日本でのラグビーワールドカップ開催に際して「プライドハウス東京2019」を東京・原宿にオープンさせさまざまな企画の実施や情報発信を行ったほか、コロナ禍でこそ性的指向・性自認に気兼ねすることなく安心して繋がりを持てる場所が不可欠という調査結果を踏まえ、2020年10月に日本初となる常設の大型総合LGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」を東京・新宿区にオープン。
その「プライドハウス東京レガシー」は、世界に数あるプライドハウスの中で史上初めてオリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による「公認プログラム」に認定され、大会期間中にはLGBTQ+とスポーツ・文化・教育などに関する情報発信をオンラインとオフラインを交え展開。現在、公認プログラムとしての活動は終了しているが、2022年以降も活動を継続している。
DAZNは「DEI」(Diversity<多様性>、Equity<公平性>、Inclusion<包括性>)への取り組みを展開しており、LGBTQ+コミュニティも積極的にサポート。昨年6月にはプライドマンスと称し、6月の1カ月、SNSアカウントのDAZNロゴをレインボーカラーにしてメッセージを発信している。「プライドハウス東京」とパートナーシップを組むことで、スポーツ界でもすべての人が安心・安全に真のありのままの姿でいられるような環境を実現するため、様々な活動を行っていく予定だという。
そして、その活動の第1弾となるのが3月8日(⽕)の国際女性デーに「プライドハウス東京」が主催する、「女性らしさから、ありのままの⾃分へ」プロジェクトのオンラインローンチイベントだ。同イベントに、DAZNからJapan Vice President Communications & PRの松岡けい氏がパネリストとして参加する。
このプロジェクトは「プライドハウス東京」が一般社団法人S.C.P.Japanと協働し、公益社団法人日本⼥⼦プロサッカーリーグ(WEリーグ)および公益財団法人日本サッカー協会(JFA)協力の下、性別では定義することのできない自分らしさを発信するもの。パネルでは「ありのままの自分を表現すること」「ありのままの自分でいるための選択とそのためのスポーツ界や社会における課題」についてトークセッションを行う予定となっている。
多様なスポーツのライブ配信やオリジナルコンテンツの配信を充実させることはもちろん、DEIへの取り組みを強化し進化したスポーツメディアの形を作っていくDAZNの活動に期待が高まる。
オンラインローンチイベント 開催概要
日時:2022年3月8日(⽕)20:00 ~21:30(オンライン開催 ※参加無料)
参加者申し込みURL https://forms.gle/i4NGUeYptDvkgmar5
<主な内容>
20:00~ オープニング、プライドハウス東京(アスリート発信チーム)の活動 20:10~ 動画制作プロジェクト 制作チームによるクロストーク
・プライドハウス東京(アスリート発信チーム)/一般社団法人S.C.P. Japan (折目真地、橋本紗英)
・株式会社Rebolt (内山穂南、下山⽥志帆)
20:25~ 「日本サッカー界のリーダーからのビデオメッセージ」
・公益財団法人日本サッカー協会(JFA) ⽥嶋幸三会⻑
・公益社団法人日本⼥⼦プロサッカーリーグ(WEリーグ) 岡島喜久⼦チェア
20:30~ パネルディスカッション テーマ「⼥性らしさから、ありのままの自分へ」
<パネリスト>(五⼗⾳順)
・大滝⿇未(現役⼥⼦サッカー選手/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、一般社団法人なでケア設立者)
・下山⽥志帆(現役⼥⼦サッカー選手、株式会社Rebolt共同代表)
・中倉あかね(公益社団法人日本⼥⼦プロサッカーリーグ 理念推進部 / マーケティング部)
・松岡けい(DAZN Japan Investment Vice President Communications & PR)
・松本珠奈(アスレティックパフォーマンスコーチ/Y.S.C.C.横浜)
<モデレーター>
・野⼝亜弥(プライドハウス東京理事[アスリート発信チーム]、一般社団法人S.C.P. Japan共同代表)
プライドハウス東京 代表 松中権氏コメント
「プライドハウス東京は、東京2020大会を契機にスポーツ界において、LGBTQ+に関する対話を増やす活動を重ねてきました。また、性別、性的指向、性自認、性別表現を理由とするいかなる差別や偏見を取り除き、LGBTQ+インクルーシブなスポーツ界と社会を目指して活動しています。スポーツ界は、LGBTQ+当事者にとって最後のフロンティアと言われています。誰もが安心・安全に自分らしくいられる場にしていくために、セクターを越えて取り組むべきことがたくさんあります。このたび、メディア関連企業として初めてDAZN Japan Investment様にダイヤモンド・パートナーとしてプライドハウス東京にご参画いただけたこと、大変うれしく思います。多くの人に情報を届けられるメディアの力は、スポーツ界や社会に根付くLGBTQ+当事者への差別や偏見をなくしていくきっかけを作り、対話を生み出してくれます。また、誰も排除されることなく、次の世代へと繋ぐ仕組み作りを後押ししてくれると信じています。グローバル企業であるDAZN様にご協力いただき新しい未来に向けて協働できることに、メンバー一同、心からわくわくしています。ぜひ、よろしくお願いします」
※2022年の参画企業に関しては現在、募集・調整中。2022年4月に参画最終確定企業のリリースを予定している
DAZN Japan Investment バイスプレジデントCommunications & PR 松岡けい氏コメント
「DAZNは、DEI(ダイバーシティ<多様性>、エクイティ<平等性>、インクルージョン<包括性>)推進に関して2020年より本格的に社内外での活動をしており、スポーツを通じて誰もが安心で安全に真の姿でいられるような世の中を目指しています。プライドハウス東京が掲げる、「ともに支える、ともに学ぶ、ともに動く」という価値はDAZNが目指す価値でもあり、今回のパートナーシップは私たちのDEIを推進する活動の中で大きな一歩となります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、200人以上のLGBTQ+のアスリートが出場しました。しかし、その中に日本人選手はゼロであったと伺いました。この数字に驚愕し、様々な背景を想像しました。多様な競技のライブ配信を行うスポーツメディアとして、少しでもLGBTQ+コミュニティのアスリートが本来の真の姿で活躍できる世の中になるような取り組みを、このパートナーシップで実現していきたいと思います」
プライドハウス東京 https://pridehouse.jp
プライドハウス東京レガシー https://pridehouse.jp/legacy/
一般社団法人S.C.P. Japan https://scpjapan.com