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わずか50分間の出場、クールダウン時に負傷。セルヒオ・ラモスに訪れた危機

2021.04.04

コンディションに不安を抱えた状態でスペイン代表に招集され、出場したのは3試合中2試合、わずか50分間。しかも試合後のクールダウンで右ふくらはぎを負傷し、クラブでの重要な試合を欠場することに。セルヒオ・ラモスは今、大きな危機に直面している。

 セルヒオ・ラモスは今、キャリア最大の危機を迎えているのかもしれない。

 UEFAチャンピオンズリーグのリバプール戦とクラシコを直前にした3月31日、コソボ戦後の練習中に右ふくらはぎを負傷した。

 レアル・マドリーは欠場期間を明らかにしていないが、少なくとも4月6日と14日のリバプールとの2試合、その間の4月10日バルセロナ戦を欠場せざるを得ないことを、本人がSMS上で明らかにした。

 噂通り4月一杯出場できないとなると、チームはリーガとCLのタイトル争いを左右する重要な7、8試合をキャプテン抜きで戦うことになる。

体調は万全ではなかった

 そもそも、今回の代表招集には問題があった。

 2月の右足半月板の手術から早期回復した後、右足脛骨を打撲すると、招集直前のセルタ戦は大事を取って遠征に不参加。その流れで迎えたインターナショナルウィークは休養に最適だと思われたが、ルイス・エンリケ代表監督は彼を招集した。……

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スペイン代表セルヒオ・ラモスリーガエスパニョーラルイス・エンリケレアル・マドリー

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。

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