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ポジショナルプレーの種は実るか。ロティーナ新体制の清水を大型補強から占う

2021.02.23

2021シーズンのJ1開幕に向けて、清水エスパルスの準備は万端整っている。日本代表GK権田修一が目玉の11選手に上る大型補強に、ポジショナルプレーを標榜する戦術家ミゲル・アンヘル・ロティーナの新監督就任。同クラブを分析するブログ『豚に真珠』の著者・猫煮小判氏は、新チームが引き起こす化学反応に胸を躍らせている。

 清水エスパルスにはポジショナルプレーの歴史がある。古くは2001年からのズドラブコ・ゼムノビッチ。その後は2011年からのアフシン・ゴトビ、そして2018年からのヤン・ヨンソンと昨年のピーター・クラモフスキー。一見南米路線を歩んでいそうではあっても、長期的に見ると欧州路線に舵を切っている。昨年、J2ギラヴァンツ北九州で攻撃的なサッカーを披露した小林伸二による2年間も含めれば、大半でポジショナルプレーに挑戦していた10年であったとも言える。

 しかし、いずれの指揮官もカラーは異なる。ゴトビ、クラモフスキー体制においては、ハイプレスやポゼッションを重要視したアタッキングサッカーを展開。ヨンソン体制では、緻密なゾーンディフェンスを駆使しつつ素早いトランジションから高速カウンターを繰り出すスタイルを築き上げた。こちらはどちらかと言えばストーミングに近いが、ポジションバランスを崩さずにゴールから逆算した守備ブロックを形成していた点で、ポジショナルプレーと言えるだろう。……

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J1リーグミゲル・アンヘル・ロティーナ戦術清水エスパルス

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猫煮小判

静岡県静岡市…いや、静岡県清水市に生まれ育った自称次郎長イズムの正統後継者。好きな食べ物はもつカレー、好きな漫画はちびまる子ちゃん、尊敬している人は春風亭昇太師匠。そして、1番好きなサッカーチームは清水エスパルス!という、富士山は静岡の物でもの山梨の物でもない日本の物協会会長の猫煮小判です。君が清水エスパルスを見ている時、清水エスパルスも君を見ているのだ。

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