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バルセロナ会長への復権なるか――。ジョアン・ラポルタという男

2021.01.18

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、バルセロナの会長選挙が1月24日から3月7日に延期されることになった。3人の候補者の中で当選が有力視されるのは元会長のジョアン・ラポルタ氏。実際にインタビューをした経験を持つ筆者が、その人物像に迫る。

 1月24日に実施される予定だったバルセロナの会長選挙が3月7日に延期された。理由は新型コロナウイルス感染拡大。クリスマスと年末年始に規制を緩めたせいで、スペインでは感染拡大が右肩上がりに続いており、バルセロナのあるカタルーニャ州も10万人あたりの1週間の累積感染者数が280人(編注:2021年1月10日から16日の東京都における10万人あたりの1週間の累積感染者数は約75人)と危機的状況にある。

 現在、市外への移動が禁止されている状況で、投票場へ行けない人が半数にのぼることが明らかになった。3月に状況が好転しているかどうかはわからないが、禁止されている郵便やメールによる投票を認めることで実施したい考えだ。

候補は3人に絞られた

 現時点での選挙戦の状況を伝えておこう。事前に行われた予備選挙で、候補は3人に絞り込まれている。予備選挙の投票数が多い順=有力な順に紹介する。……

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ジョアン・ラポルタバルセロナリオネル・メッシロナウジーニョ

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。

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