オカダ・カズチカ(新日本プロレス)インタビュー後編
今年2月、Twitterに投稿されたある写真がサッカーファンの間で拡散された。新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手が、マンチェスター・シティのユニフォームを着用している姿を公開したのだ。
450リツイートに4400いいね!と大反響があったこのツイートは様々な憶測を呼んだが、プロレス界にカネの雨を降らせる“レインメーカー”が本当にシティズン(シティサポーターの愛称)なのかどうかは、いまだに謎に包まれたまま。その真相を探るべく、オカダ選手本人に直撃した。
後編ではサッカー界でも参考にしたいプロレスラーの情報発信術、自粛期間中のトレーニング、そしてコロナ禍でのプレーについて教えてもらった。
「遠い存在じゃないとダメだと思っていたけど…」
――オカダ選手はコロナ禍以前から、SNSでの発信を積極的にされていましたよね。サッカー界でもぜひ参考にさせていただきたいです。
「今は誰でも情報発信できる時代ですよね。だから、誰かに取り上げてもらえるまで待つ必要はない。自分からSNSで直接ファンに言葉や画像、動画を送れる中で、むしろ選手は『なんで届かないんだろう』『伝わらないんだろう』という言い訳ができなくなってきている。だから、自分やプロレスを知ってもらうための一つの手段として、いろんな情報を届けていきたいという想いがありますね」
――プロレスを知ってもらうためには、プロレス以外の情報も発信していく必要があると。……
Profile
足立 真俊
1996年生まれ。米ウィスコンシン大学でコミュニケーション学を専攻。卒業後は外資系OTAで働く傍ら、『フットボリスタ』を中心としたサッカーメディアで執筆・翻訳・編集経験を積む。2019年5月より同誌編集部の一員に。プロフィール写真は本人。Twitter:@fantaglandista