熱狂とカオスが支配するカルチョの街ローマにやって来た、アカデミズムを信奉するポルトガル人指揮官パウロ・フォンセカ。当初は苦労した異文化の融合、その道程をたどる。
ポルトガルで戦術的ピリオダイゼーションを学んだ「フラーデ学派」の指導者がイタリアに挑戦し早1年。フォンセカはその通りのサッカーをしつつも、イタリアで戦うにあたってのモディファイ(修正)を加味してきた。……
Profile
神尾 光臣
1973年福岡県生まれ。2003年からイタリアはジェノバでカルチョの取材を始めたが、2011年、長友のインテル電撃移籍をきっかけに突如“上京”を決意。現在はミラノ近郊のサロンノに在住し、シチリアの海と太陽を時々懐かしみつつ、取材・執筆に勤しむ。
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2024.08.01