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国境と世代を越えるシステム。[4-4-2]が愛され続ける理由

2020.11.02

footballista×JUEGO

欧州サッカーの最先端の知見を韓国、ひいてはアジアに広めるべく立ち上げられたプラットフォーム型シンクタンク『JUEGO』。同じ志を持つfootballistaとのコラボ企画として、UEFAプロライセンスを保有するスペイン人指導者による、システムが多様化する現代サッカーでも愛され続ける[4-4-2]の解説をお届けする。

 システムの歴史を語るのは難しい。年齢なんてないし、いつ誕生したのか正確に知ることはできないからだ。トップレベルにおける革新的な発明だった可能性もあれば、その名が知られなかった監督により貧しい地区で生まれた可能性だってある。このスポーツに情熱を注ぐ無名の天才が街クラブに導入したものの、彼自身はその才能の大きさに見合ったチームを指揮する機会がなかったのかもしれない。フットボールというのは模倣のスポーツであり、チームを勝利に近づけるためならば何をしてもいい。一人ひとりの監督は、それぞれが生きているうちに見聞きしてきた監督たちにより形作られるのだ。どう育ち、どうプレーし、どの監督を追いかけ、どんなサッカーを見て、どんな人生観を持っているのか? 監督のパーソナリティとメンタリティがフットボールという言語に翻訳された結果、その監督のチームが生まれていく。……

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JUEGO戦術

Profile

JUEGO

シンクタンクとして韓国、さらにアジアのサッカー談論を発展させる集団。ピッチ内の指導者談論とピッチ外のスポーツ産業談論を深めるべく世界各地を飛び回っている。その一環としてジャーナルを発行するメディア活動をもとに、サッカー外の関係者をアジアサッカーに招き入れ、新たなスタンダードの確立を目指す。「Juego de posición」が意味するように、一つひとつの障害を乗り越えて究極的な目標を成し遂げるために努力している。

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