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「OL」リヨンの次期会長はトニー・パーカー!? あのオラスが惚れ込む元NBAスター

2020.08.21

 コロナ禍で打ち切りとなったリーグ1を、なんとか再開できないかと孤軍奮闘していたのがリヨンのジャン・ミシェル・オラス会長だった。思ったことをズバズバ発言、とりわけ自クラブが不利な状況になるとなりふり構わず行動する彼には不快感を示す人も多いが、支持者も同じくらい多い。なによりリヨンをCL常連の強豪に育てたのは彼だ。1987年の会長就任時は2部からスタートし、2001-02から前人未到の7連覇で絶対王者の時代を築いた。

 また、国産選手の育成に力を入れることでフランスサッカー界にも寄与。特に女子代表ともなれば、フランスの躍進はメンバーの中核を占めるリヨンのおかげと言える。日本代表の熊谷紗希も所属していて、国内で14連覇、CLで4連覇中と圧倒的な強さだ。昨年11月には、2019年女子W杯の大会MVPミーガン・ラピノーが所属するアメリカのレインFCを傘下に入れた。同クラブには今年、籾木結花が加入している(現在はスウェーデンのリンシェーピンにレンタル中) 。選手起用など現場にも口を出すことから(しかもけっこう強気に)、合わずに辞めていく監督も少なくないが、オラス会長は確固たるビジョンを持ってリヨンの発展に心血を注いでいる。

リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長

 その会長がこの最近、急接近しているのがトニー・パーカーだ。……

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オリンピック・リヨンジャン・ミシェル・オラストニー・パーカー

Profile

小川 由紀子

ブリティッシュロックに浸りたくて92年に渡英。96年より取材活動を始める。その年のEUROでイングランドが敗退したウェンブリーでの瞬間はいまだに胸が痛い思い出。その後パリに引っ越し、F1、自転車、バスケなどにも幅を広げつつ、フェロー諸島やブルネイ、マルタといった小国を中心に43カ国でサッカーを見て歩く。地味な話題に興味をそそられがちで、超遅咲きのジャズピアニストを志しているが、万年ビギナー。

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